アーキスタジオ滝川さんとの出会い
親世帯の家を建て替えて子供世帯との2世帯住宅を建てるにあたり、変形で限られた広さの土地にどういう家を建てることができるだろうかと家族で思案していました。
そんなときにインターネットで滝川さんのホームページをみて実際にお会いしてみたいと思いました。
家族で滝川さんの事務所に伺い、お話を聞き滝川さんの手がけたいろいろな作品の説明を受け、私たちの家もぜひお願いしたいなと思いました。細かい打ち合わせを何度も重ね、また共働きの私たちの都合に合わせ、休日に打ち合わせしていただいた事なども感謝しています。そして、私たちの注文をできる限り聞いていただいた設計は私たちが考えている以上に素敵なアイディアで仕上がっていきました。
完成後の家の感想、気に入った点
出来あがった私たち夫婦の3階の空間は、アトリウムとリビングを大きなガラスのサッシが隔てていますが、それほど広くない空間がとても広く感じられ解放感があります。
アトリウムの天窓から差し込む日差しは、リビングまで届き、明るく温かいのでとても居心地のよい場所です。
また、リビングは天井も高くさらに解放感が増します。室内は、コンクリートの打放しの壁と所々に使われている木材がうまく融合し、とてもおしゃれな感じに仕上がっています。
アトリウムをはさんで、リビングと反対側にあるバスルームは、アトリウムからも出入りできるよう片側すべてが窓である事で解放感がありちょっとしたリゾート気分が味わえ、お気に入りの場所の一つです。
はじめは考えていなかった和室も、建築法規の関係で天井が傾斜になってはいますが、ちょうど良い高さに天窓があり、空を近くに感じられるとても居心地がよい空間になりました。
家全体は、外断熱で冬は暖房をきかせ一度温まると温かさが持続し、夏は冷房をきかせ一度涼しくなれば涼しさが持続する快適さです。冬は特に昼間の日差しで部屋が暖まり夕方家に帰った時もほんのりと暖かさが残っているという蓄熱性と保温性の高さです。
家の外壁に使われているガルバリウム鋼板も最初にサンプルを見せて頂いた時は、多少の不安もありましたが、出来あがってみるとコンクリートと鋼板と金属の外階段とが見事にマッチしてとてもモダンな外観となりました。夜にはリビングの明かりが、三角屋根の両側の窓を際立たせ外から見える様がとてもおしゃれです。とても自慢の家になりました。