高耐久で美しいコンクリートを打つために。

初めての建設会社との設計監理。コンクリート打設に終日立会う。
要点をコンクリート打設前に説明して理解していただく。

コンクリート試験

コンクリート受け入れ試験。一般的にはスランプ18それより硬いスランプ15でコンクリートの配合を指定している。
現場監督は、スランプ15コンクリート打設は初めての経験。きれいに打てるのか戸惑い気味。

コンクリート打設前の確認
配筋検査は前日に終えていますが、念のための最終チェック。
鉄筋の結束線が外側に向いているのを数か所発見。
結束線が外を向いていると、コンクリートの保護のために確保しているかぶりの厚みが薄るようなもの。その結束線から錆びクラックを誘発させてしまう。結果、内部の鉄筋を錆びさせ鉄筋コンクリート造の寿命が短くなってしまう。右の写真は、角材を使って結束線を内側に倒すよに指導しているところ。

コンクリート

コンクリート打設中。

コンクリート納入書

時々ミキサー車の納品書もチェック。
もちろん、配合計画書と合致していなくてはなりません。

コンクリート踏み込み

一度、左官で押さえた後、時間をおいて締固めのための踏み込み行う。
この後、仕上げの左官押さえを行う。

コンクリート打設、左官後

再度、左官で押さえたところ。

コンクリートを冠水させ湿潤養生

打設後、冠水させ湿潤養生させる事が大切である。
コンクリートスラブは日射によって、乾燥が早いので湿潤養生を行わないと充分な水和反応が行われず品質の低下を招く(ひび割れが発生しやすい)

密実なコンクリート

型枠を外した直後、密実なコンクリートが打設された。
コンクリートの乾燥防止

コンクリートの乾燥防止のため、ビニールシートで養生し、コンクリートとの間に毎日散水することで水和反応を継続させる。

養生のためのビニールを外部に貼る作業中

養生のためのビニールを外部に貼る作業中コンクリートの耐久性を高め、表面にガラス質を形成させる。誰の目に留まらない地道な作業、理解して作業していただける現場の方々、それを指示していただける監督に感謝。

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