コンクリート打ち放し面の痛み(クラック)が激しい
これは、私が毎日ウォーキングして、立ち寄る公園に面して建っている区立中学校の外観です。この模様は、もちろんアートではありません。

築20年あまりの建物ですが、コンクリート打ち放し面の痛み(クラック)が激しく全面補修を行っているところです。

コンクリート住宅(RC住宅)の外壁も同様ですが、建物の外壁をコンクリート素地仕上げ、いわゆるRC打ち放しの仕上げにする場合は、きめ細やかな施工を行わなくてはなりません。
この写真の模様は、コンクリートの外壁面に発生したおびただしいひび割れを補修している途中です。このコンクリートのひび割れの原因は、かぶり厚と云ってコンクリートの中の鉄筋と表面までの厚みが足りなかったり、施工時のコンクリートの水分量が規定より多い事や、密実なコンクリートを打設するための作業を怠っていたなどすると写真のようにコンクリート表面にクラックが発生してしまいます。

このコンクリート仕上げ、RC打ち放しの外壁のクラックの発生のプロセスを簡単に説明します。
コンクリートはアルカリ性で、中の鉄筋の酸化を押させています。クラックがあるとそこから雨水が侵入して鉄筋を錆びさせます。
コンクリートの中性化は表面から徐々にの進行するのですが、このクラックによって内部からも進行させていまいコンクリートの中性化を著しく促進させてます。

中性化してしまうと鉄筋の酸化がはじまります。つまり鉄筋が錆びるのです。
そして錆で体積の増えてしまった鉄筋が、中からコンクリートを押し開きクラックが大きくなります。

こうして劣化の悪循環を生み、コンクリート住宅(RC住宅)の寿命が、急速に短くなっていきます。

コンクリート打ち放し面全面補修後
補修後の写真です。

RC打ち放しの外壁に発生していたクラック

これは、先日訪れたある美術館のRC打ち放しの外壁に発生していたクラックの写真です。早急に補修するべき状態です。